量子状態を扱うための「量子プログラミング言語」は既にいくつか開発されたものがあります。しかし、量子コンピューターが実現可能となった現在では、利用しづらい状態のものも多く存在します。ここでは、そのいくつかをご紹介します。
・QuTip
GitHubで盛んに開発が進んでいる Python ベースの量子プログラムのためのシミュレーター。ライセンスはBSD。Paul D. Nation、Robert J. Johansson 氏による。Robert J. Johansson 氏は理化学研究所に所属。
http://qutip.org/
・QISKit
IBM Q を扱うための Toolkit。
https://developer.ibm.com/open/openprojects/qiskit/
・dwavesystrms / qbsolv
量子アニーリング D-wave マシンを扱うための量子ライブラリ。
https://github.com/dwavesystems/qbsolv
・pyquil
Riggetti Computing 社が開発している量子プログラムのための Python ライブラリ。
https://github.com/rigetticomputing/pyQuil
・Quantum++(qpp)
C++11向けの量子プログラムのためのライブラリ。GitHubで盛んに開発が進んでいる 。
・Quipper
2013年に公開された Haskell をホスト言語とした埋め込み言語として実装された言語。
http://www.mathstat.dal.ca/~selinger/quipper/
・libquantum
Debian系や macOS の brew でパッケージ化されている唯一の量子ライブラリ。実装はC言語。ライセンスはGPLv3。ドイツの Bjoern Butscher、Hendrik Weimer 氏による。現在、更新は停滞している模様。
http://www.libquantum.de/
・ QCL(Quantum Computation Language)
最初に実装された量子プログラミング言語。C言語の構文に似た言語。
Bernhard Ömer 氏(オーストリア)による。古典的(量子プログラミング以前の)コードと量子プログラミングのコードを組み合わせることが可能。2014年5月以降更新なし。
http://tph.tuwien.ac.at/~oemer/qcl.html
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